UMAYA本舗
馬たちとの生活
◆馬車ってどんなもの?

 3. カナダまで行ってきました!

 かなり前の話になってしまいますが、2006年の7月20日から25日までカナダに行ってきまして、現地に住むメノナイトの工房から馬具の予備や補修部品を購入してきました。そのときの様子をご紹介します。
 私の写った写真が1枚もありませんがなにせ私一人で撮影しておりますのでなにとぞご容赦いただきたいと思います。

  ※ メノナイトとは
メノナイトとは、プロテスタントキリスト教の教派のひとつで再洗礼派に分類されます。指導者の名をとり、彼の仲間たちという意味で「メノナイト」と呼ばれます。日本では「アーミッシュ」という人々のほうが有名ですが、こちらはいわばメノナイト・アマン派ともいうべき分家のような関係にあります。

わたくしはこうしたことについて専門ではありませんので、これ以上の情報については google などで検索されることをお勧めします。ただ、信仰に対する考え方や宗教観の違いなど、文化の根本について考えることもできてわりと面白いですから一度は調べてみることをお勧めします。










 工房は思っていたほど広くはなく、60坪ほどの建物に店舗と工房が併設されていました。
「意外に小さいなぁ、メノナイトの商売の規模だとこんなものなのかな」と思いながら入ってみたらいきなり圧倒されました。見てください、この馬具の山、やま、ヤマ。これでも在庫している商品群の半分にもなっていません。

完成品のハーネスと農業、林業用の道具を中心にとんでもないくらいの量のストックがあります。そして話を聞く限りではこれでも長期にわたる不良在庫はないとのことでこれまたびっくりです。

見た目につきやすい仕上げの美しさなどはともかく、コストを下げられるところはきちんと下げた上でも造りはしっかりしていてそう簡単に壊れそうには見えないのですが。

写真には撮っていませんがスペアパーツの類も豊富にあったので、現在のところ必要なものはほぼすべて調達できました。











 トロントから工房へ向かっていって約1時間、工房近くのエルマイラの町までくると、とたんに馬車を見る機会が多くなります。

街中のスーパーのほとんどでは駐車場の片隅に近所のメノナイトが馬車で野菜などを売りにきていますし、ちょっと表通りから中へ入ればまるで自転車のように普通に馬車が走っています。

この3枚の写真もエルマイラから工房へ向かう途中、時間にしてわずか10分少々の間にすれ違った馬車です。特に3枚目の写真など見ると彼らにとっては「馬車」というものがまさしく日常の道具なんだと思わされます。

写真の映りについておかしいなと思われた方もいると思いますが、車の窓越しに撮ったものを加工してなるべく色を再現したものですのでご容赦ください。



お約束、ということでナイアガラにも行ってみました。

どういうわけかこの日はものすごい雷雨に見舞われたうえに河もかなり増水していましたので水煙がひどくて写真になる絵を撮るのが大変でした。

写真はカナダ滝の近くから見たアメリカ滝です。カナダ滝は水煙がひどすぎて絵になりませんでした。



 ところで、このページを読まれている方のなかに馬車の運行や、馬具の部品の調達にお困りの方はいらっしゃいますか? 私たちが日頃から行っている馬車の業務による経験をいかしてご相談にのらせていただきたいと思います。
  
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